出展写真家紹介
第1会期 2020年1月11日(土)〜1月24日(金)
「人は森に生かされている」
人は森がなくては生きられないが、森は特に人を必要としているわけじゃない。要するに人はいてもいなくてもどっちでもいい存在だということ。あまりに自然と乖離した暮らしを続けるうちに、そんな当たり前の事実さえ人はわからなくなってしまう。
太陽と重力
地球上の生き物はみな、この二つの宇宙の力に支配され生きる。植物による光合成を基点に、それぞれが役割を持ち、あらゆる生命、事象はつながっている。
そのことを身近で実感するのが限りなく原生に近い森。まるでそれ自体が一つの巨大な生き物であるかのように…
そこには何の矛盾もない。
唯一、それに従わず「経済」という他の生き物には何の関係もないものを拠り所に生きる人の存在の不思議と矛盾、そして苦悩…
人間嫌いじゃない。だけど人間は素晴らしい!とは思わない。人も自然の一部。その視点に立たなければ見えないものがある。